「禁煙」は喫煙者にとって大変難しいものです。「喫煙」は健康に良くない。周囲にも悪い影響を与える可能性があると知っている方も多く言います。何度も「禁煙」をためしてもうまくいかない方も多くいると思います。それはニコチン依存症かもしれません。禁煙外来に受診してみてはいかがでしょうか?
タバコの害について・・・。
いまや、タバコが健康に良くないことは、多くの人が知っています。それでも私たちは、タバコの実態や具体的な健康被害まで理解しているでしょうか? タバコに関する正しい知識を身につけて、自分や家族の健康について考えてみましょう。
1.タバコの危険物質は、ニコチン、タールだけじゃない
タバコの煙には、200種類以上の有害物質が含まれており、依存性の強いニコチンやタール、一酸化炭素がよく知られています。ほかにも、50種類以上の発がん性物質が含まれており、肺がんなどのがんを引き起こすほか、受動喫煙のリスクも高まります。
2. タバコであなたの余命が短くなる
タバコを吸うか吸わないかの違いで、余命が10年変わります。禁煙を始めるタイミングは、若いときに始めたほうがより長く余命を延ばせることがわかっていますが、中高年になっても決して遅いということはありません。
3.タバコの美容への影響は?
タバコを吸う人と吸わない人では、顔つきの違いが一目瞭然です。タバコを吸い続けている人の肌は、ハリが失われ、くすみが目立ち、顔のしわが深く刻まれたスモーカーズフェイスが特徴的です。しかも、実年齢よりも老けて見えてしまいます。
4.タバコはさまざまな病気の原因に
タバコは、肺がんなどのいろいろながん、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気の原因になります。そのほかにも、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病、消化性潰瘍などになりやすく、妊娠や出産などにも悪影響を及ぼします。
5.タバコが高齢者の寝たきりを増やす?
要介護の人や寝たきりの人は、年々増えています。その原因となる脳卒中、認知症、骨折・転倒、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などは、タバコと深い関係にあります。介護状態や寝たきりを防ぐためにも、禁煙することが大切です。
6.受動喫煙とは何か?~大人や子供に及ぼす健康被害
自分の意思とは関係なくタバコの煙を吸い込んでしまう「受動喫煙」は、タバコを吸わない人を、がんや脳卒中、心筋梗塞、呼吸器疾患などの危険にさらします。さらに、子どもにいたっては、胎児のときから健康被害を受けています。